夏休みも後半戦

 天気模様と同じで、ぐだぐだしている。あれもこれも思うようにいかないと思うと、ますますグータラしてしまう私・・・。なんだかんだと(人生から?)逃げていて、本ばかり読んでいる。
 S吾の夏休みも半分が過ぎ、「こんなんでいいのか?」と思うんだけど、一度「親が肩肘張らない」と決めたら、楽な方へ楽な方へと流れはじめ・・・。S吾が行きたくないと言ってあきらめていたサマーキャンプ。サイトを見たら、キャンセル空きが出ていた!まー、S吾は「行きたくない」の一点張りだし・・・。夏休みも後半戦。実家に帰省以外で、何か盛り上げるものを探すとするか。
 それにしても、機会をうまく使おうと思うか思わないかって、積み重なると(人と比べた場合)差が出るよなぁなんて、自分の学生に対して思っていたら、「そりゃ、まさしく自分のことだわ・・・」とトホホと思うのでした(涙)。
■最近読んだ本

わたしを離さないで

わたしを離さないで

 文庫本でしたが、表紙がこれだったような・・・。長かったのだが、ぐいぐい読まされた。カズオ・イシグロをやっと読んだ。
ポトスライムの舟

ポトスライムの舟

 万年床の枕周りに積み重ねられた『文藝春秋』で。
夜のピクニック (新潮文庫)

夜のピクニック (新潮文庫)

 「これもご当地小説だ!」と知って、読んでみた。亡き父の母校。生前この行事の話を聞いたか聞かなかったか、それさえも定かではない。記憶って曖昧。私が知っているのは、学校への坂道。一度だけ歩いたことがある。「晴天というのは不思議なものだ、と学校への坂道を登りながら西脇融は考えた。」という最初の一文で「あの坂か」と、具体的イメージを持って読み始めた。ずっと読んでみたいと思っていた恩田陸。実際はペンを持っていなかったが、線を引きたいフレーズ多し。登場人物の心の動きが中心とはいえ、風景描写がとにかく「うまい!」の一言。
停電の夜に (新潮文庫)

停電の夜に (新潮文庫)

 9編の短編集。なかなか面白かった。「わー、うまい!」と。