論文を書くって難しい

 今日のゼミは2人の投稿論文の検討。「研究の意義」「独創性(オリジナリティ)」を書くための、そのストーリー作りが難しい。
 私の指導教官(主査)のゼミでは、ピアによる査読システムを取っている。つまり、論文を書いたらピア・レビュー(peer review)を行うのだ。1つの論文に対し、2人の査読者+1人の司会者(査読コメントの取りまとめも)で、ゼミ発表予定日の2週間前にYahooグループ(ゼミ用)のブリーフケースに原稿をアップロードし、査読者は1週間以内にコメントを司会者に送り、司会者は2日ぐらいで取りまとめし、査読結果をブリーフケースにアップロード。発表者(論文執筆者)はゼミ発表の2日前までに回答集を作り(コメントと回答が一緒で15ページ以上になる)、やはりアップロードする。我々出席者は各自ブリーフケースからダウンロードし、印刷してゼミに出席する。で、喧々諤々やるのだ。
 今日も人の論文の検討をしつつ、今抱えている自分の論文への突っ込みであるかのような錯覚を起こし、ちょい“痛い”。この手続きを重ねるうちに、“一人突っ込み”ができるようになり、少しは論文書きが上手になり・・・だったら、簡単ですね。やっぱり書いて書いて、rejectされて・・・で、上手になる???(こんなことを考える前に、書いて投稿しろってことですね・・・苦笑)
【指導教官お勧め本=M時代の指定図書・推薦図書】

これから論文を書く若者のために

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NHKブックス 論文の教室 レポートから卒論まで

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B.フィンドレイ(1996)『心理学実験研究レポートの書き方: 学生のための初歩から卒論まで』(北大路書房
その他に、これを読む必要がある