夜泣きの合間に

 実家に持っていって、夜泣きの合間に読み終わった本。中学で美術教師をしていた人を対象としたノンフィクション本。書き手が最初に書いた本らしく、書き方に少し違和感を感じたりしたのだが(好みの問題)、中身は一人の女性がどうやって自立していったか、そして教師としての成長を支える“ゆるぎない信念”のようなものに、感銘。
 先週の仕事、本当に手を抜いている自分に嫌気が差し、凹んでいたところでもあったので「試行錯誤の大切さ」を思い出させてくれた。カリキュラムやらシラバスやら教科書などに不満があっても、自分ができる範囲の中で工夫できることはなかったか、全力投球しているかって。「数時間後には法事だから寝なくちゃ」と思いながら、一気に授業のアイデアが浮かんだというわけ(苦笑)。

りんごは赤じゃない―正しいプライドの育て方 (新潮文庫)

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