副耳、術後1週間で抜糸を
手術して1週間。ずっとカットテープを貼っていたので、形がどうなっているのか実際は見ていなかったが・・・抜糸後「ほら、お母さん・・・」と、見せてもらった。「こっちの耳と同じ形だよ。かっこいいよ」みたいなことを言われながら、引きつった顔が動かないように自分のホッペを押さえていたS吾。
手術室に入ってから20分後には目覚めた。つまり、ほんのちょっとした時間しか要さない手術。麻酔から醒める時に少しばかり暴れるかもと聞かされていたが、S吾は私の呼び掛けですぅーと目覚めた。
夏休みの宿題、絵日記の2枚のうち1枚がこの手術のこと。用語をいくつか教えたら、下のような文章を書いていた。つたないが、絶飲食がきつかったことがわかるだろう。
きょう Nびょういんに 行きました。しゅじゅつをしました。どきどきしました。さいしょに しゅじゅつのへやへ 行きました。それで ぜんしんますいを しました。そしたら ふっとねて ふくじを とりました。(耳の ぶぶんにある 小さい ポチッとしたもの)おきたときは ベッドで ごろんと していました。ひるごはんなしで おなかが すきました。十時から 四時半まで 水 のめなかったので のみたくて しかたなかったです。日がえり 入いんを しました。
4人部屋で、1人はS吾より1年か2年年上で、日帰りではなさそうな男の子で(熱中症でどこかで倒れた?)、他の2人は1才2ヶ月児で病気(?)はそれぞれ違うが、S吾と同じ日帰り入院。Nちゃんと近い月齢でもあったので、ついつい声を掛けてしまう。手術前はニコニコでご機嫌だった2人も、やはり手術後は泣き叫んでいた。傷口が大きいと、麻酔が切れた後に痛みが来るし、やっと変な状況であることも認識して、目覚めては泣くのだ。S吾と同じように10時以降は絶飲食で、見ていて可哀相だった。ママとパパが交代で抱っこしたり、一緒にベッドで横になったり。「あー、来年のNちゃんの目の手術の時、こんな感じなのかしら」と想像してしまった。私の場合、その2家族と違って、一人で対応かもしれないので、泣きじゃくるNちゃんをずっと抱っこかしら・・・などと、目の前のS吾をよそに「さっさと腰痛治さないと、えらいことになるぞ」と。
・・・S吾は手術後にすぐに目覚めてから4時半の「水分補給」までずっと起きていた(水をごくごく飲んで少し経ってからやっと寝た)。2人の赤ちゃんが大泣きしようと、Nちゃんで慣れているのか「本、読んで」と・・・漫画の他に持っていった本を、私が読み聞かせ。漫画といい、この本といい、荷物は重かったが、持っていって正解だった。内容的にも面白くて、結構リラックスできたと思う。
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追記1
手術前に、「ちょっと触らせて」とS吾の副耳を改めて触ってみた。柔らかくてかわいかった。手術後、取り去ったそれがトレーの上に置かれた状態で見せてもらった。変であることは重々承知だが「持ち帰りたい」と思ってしまった。耳介軟骨(じかいなんこつ)も少し削ったとのこと。