防災訓練に、父子喧嘩に

 今日は朝から市内全域で行われている「ゴミゼロ運動」。といっても、夫に「お前はいい」と言われ、夫と息子が参加してきた。町内を歩いて回り、ゴミを集めるというもの。ここの町内、大分きれいなので、毎回参加していても、拾うゴミがあまりない感じがする。夫も面倒くさいのだが、私に急かされ毎回参加(で、私が留守番になることも多い)。気持ちよく参加することが大切なんでしょうが、正直「ご近所の目」が一番気になり参加している。
 その後は、子供会の方から申し込みをしたのだが、町内会が企画した防災訓練に参加。夫も息子も面倒くさがっていたが(息子は「煙の中はいや」というのが本音)、夫不在時に息子に活躍してほしいため、私が積極的に参加したくて申し込んだのだ。近所の消防署で「119番の掛け方練習」「煙の中を逃げる訓練」「地震体験」などをするはずだったが、これは晴れの日のメニューだったようで、雨模様の中メニューを変更して、消火器の練習(水消火器使用)、119番の掛け方練習、ビデオ上映会の3つになった。私も一度119番に掛けたことがあるが、あれは本当にパニックになるのを知っているので、練習には意義があると思っている。息子を産む前だから、8年前か9年前だと思うのだが、家の斜め前のアパートから小火(ボヤ)が出たことがあり、それを夫が気付き、夫と2階の義兄で消火したことがあるのだ。私は電話を掛ける担当になったのだが、電話の向こう側が悠長に構えているようでとにかく「早く来て〜」状態になった。だって近所に今日出向いた消防署があるのだから。といっても電話はそこに直接掛かるのではなく本部に行くのであって「ほら、近くの○×公園の!」と言ったところで通じない(でも、初めてのことで・・・)。そんな経験があるものだから、練習は大切だと思っている。もう一つ、先の消火で夫は消防署から感謝状をもらったのだが、夫にとっては消火活動は2度目だからスムーズにできたことでもあった。1度目の時も、会社で消火器の使い方訓練を経験した直後ということもあって、スムーズに対応しできたということも。とにかく、今日は私自身も消火器を使ってみたいということもあったので、午前中つぶれてしまったが、実現できてよかった。夫曰く「もっと圧力があるから、こんなものじゃない」と。息子も消火器は3回やらせてもらって、手順は把握した様子。子どもにとっては大きな水鉄砲の遊びのようだったが。
 昨日も一日中外出、今日も午前中外出ということで、大分疲れたが、お昼の食事中の息子の態度を叱ったことから(愛のムチ)、父子険悪ムードに。最近の息子は本当に“悪ガキ”になってきていて、それはそれで成長なんだけれども、親としては叱ることも多い。私より夫の方が厳しく叩くことも多い。で、息子は大泣きするのだが、それでも口答えするところが、私としては正直面白かったりする。すっごく理屈っぽいのだ。「しかるのはいい、でも たたくのは ダメなんだ〜」と泣き叫んだり(苦笑)。言っていることが結構正しかったりして、笑っちゃいけないが笑ってしまうことも多い。で、少し泣いてもらってから私の出番となる。理屈っぽい息子から言い分(理屈)を聞き、「どうしてお父さんが怒ったか」を質問して振り返らせ、自分の悪いところ、お父さんの悪いところを説明させる。お父さんの悪いところは「これはお母さんから注意しておくね」と言って納得させる。まあ、最近の息子、自分の非をなかなか認めないので、時間が掛かるのだが。で、今日は「お昼を食べ終わったら、2人で散歩に行こう」と提案し、何とか食事を済まさせた。うーん、体がきついといえばきついのだが、今一番こういうのをするべき時期に感じる。父子喧嘩、嫌な時は本当に嫌なのだが(私に余裕がないときや朝っぱらからだったら)、やっぱり大いにやるべきだと思う。父親が何にこだわり、何を伝えたいのかはっきりわかるし。もちろん、私としては「優しいパパ」像を期待していた時期があったが、もちろん優しいところはあるのだが、夫は夫なのだし、大いに厳しい父親でいいのだと思うようになってきた。それでいて、大喧嘩の後は(叱り飛ばした後は)ベッドで2人でじゃれあっている。息子も面白いことに、思いっきり叱られ思いっきり泣いても、その後「もうお父さんなんて嫌だ!遊んでなんかやらない!」とかわざわざ言いに行ったりして、夫が「なんだとー」と言いながらじゃれあいが始まるのだ。これが、我が家の父子喧嘩のオチ。