よくわからないままにしていた「正統的周辺参加」について

 読もう読もうと思っていた修士時代。日本語教育(研究)の領域でも状況的学習論が流行る中「ほら、『正統的周辺参加』ともいうじゃない?」みたいな言い方で、その概念があたかも多くの人が知っていることを前提にするような発言をよく聞いていた。どこかのCMじゃないけど、笑顔を作って聞き流す(つまり知ったかぶりをする)しかない会話の一つ。私の大学院では「それって何ですか?」なんて誰も言わない。3月の勉強会で読んだ文献からも、やはりレイブとウェンガーが提出した概念(学習論)は学習・教育領域ではかなり影響されていると再認識させられたので、もう逃げられない!読むしかない!ということで、ずーと以前に買っておいた本を細々と読み進め、今日やっと読み終わった。息子を学童に送り届けた後「読み終わるまでは家に帰らない」と決め、カフェ屋2箇所(午前と午後)で一気に。

状況に埋め込まれた学習―正統的周辺参加

状況に埋め込まれた学習―正統的周辺参加

つづく