保育園、最終日!

 5時前に何とか保育園に到着し、担任をはじめ異動になる先生方、時間外の先生で今週ずっと会えなかった先生2人に挨拶。今の保育園は0歳児の10月(S吾満1才の時)から1年半を一時保育として利用し、2歳児の1年間だけ隣駅の方の保育園に通い(なかなか今の保育園に入れなかった)、また3歳児から戻ることができ(転園)、トータル4年半お世話になった。今回異動になる先生は園長、0歳児と3歳児の時の担任、4・5歳児の時の担任(今の先生)、担任になってほしかった先生(夏に原爆の話をしてくれた先生。この保育園2年で異動先では副園長に)の計4人。時間外の先生のうち1人が年齢的にか、今年で「やめる」とのこと。今日は会いたかった先生方全員に会え、挨拶しながらウルウルしてしまった。卒園式以上かな、といっても、卒園式は嬉しさで今日は寂しさの涙。
 息子は昨日のうちに担任宛に手紙(東京タワーの絵葉書)を書いたが、私は朝早く起きて、B5判1枚程度にお礼の気持ちを綴り、夫と息子が出発する時間ギリギリにプリントアウトし終えた(最近はPCじゃないと文章が書けない!)。迎えに行った時点で「ささっとお返事を書くのは失礼かと思い、後でお手紙出します」と担任に言われた。保育士になって5年、つまり25才かな、背も低く、高校生のような顔しているキュートな先生。息子は大好きだった。毎朝「Sくん、おはよう♪」とギュッと抱いてくれるのが朝の挨拶。息子の手紙には「いつも ちゅうしてくれて ありがとう」と書いてあったが(笑)、多分ハグのことだと思う・・・。
 時間外の先生(若い方)は「S吾くん、この1年で成長しましたよね。最初は特定のお友だちとしか遊ばなかったけど、今は誰とでも遊べるようになって」と言ってくださった。担任には、昨日「ぶっとばすぞ」エピソードを話したからか「今日は私から離れた場所で、友だちに大きな声で『やめてよー』と言っていたりして、私も『Sくん、言っちゃえー』と言ったりして、この1年というより、この数ヶ月の成長がホントにすごかったです」と話してくれた。私が折りにつけ、息子に対して「嫌なことは『いや』と言えるようになってほしい」と願っていることを担任に話していたので、親として一番の心配事だったことが保育園生活の最後の最後になって達成しつつあることを一緒に喜んでくれたのだと思う。
 また今日はいつもより多くのお母さんとも会えた。息子と同じ小学校やこどもルームに通う友達が10人以上いることもあって、お母さんや子ども達とはバイバイという雰囲気がなかったが、やっぱり他の小学校へ行くお母さん達とは「えー、今日で最後ですか?」という雰囲気になってしまった。慌てて「アルバムができたら、お渡しするために『会いましょう』というハガキ出しますから〜」と伝えた。アルバムといえば、ペルー人のMくんの親からまだ代金をもらっていなく(今日保育園に持ってくる予定だったのに!)、園長や担任が異動ということもあって、今後は私が彼の家に電話して集金することになった。嗚呼〜
 夕方は園庭で遊んではいけないことになっているが、母親達が立ち話をしている間に元気一杯遊び回る子どもたち。Nちゃんが私に近づいてきて「スペインご おしえて!」と。Nちゃんをはじめ女の子達が数人集まって、じゃあと、挨拶表現や10までの数字を教えてあげた。昨年3月から4月にかけてペルー人のMくんのために絵本や紙芝居をスペイン語も交えて聞かせたことが、予想に反してマジョリティである日本人にとてもいい影響を与えることを実感していたが、保育園最後の日に、またこのようなやり取りができたことを嬉しく思う。ちなみに、現時点で我が息子はあまり外国語に興味がない(涙)。
 とにもかくにも、明日から電車に乗るにしても「こども料金」が掛かる就学児に!色々あった6年間だったけれど、また明日という日が来る。