子どもが集まると・・・

 今日は息子の保育園のお友だち2人が我が家に遊びに来た。二人とも我が家に着くなり、ニコニコというよりニヤニヤ顔で、おもちゃのコーナーに一直線!息子もそうだったけど、みんな今日という日を楽しみにしていたのだ(数日前からウルサイったらありゃしない)。私は昨日の夕方からお昼のメニューを考え、昨晩中にサラダを作り、今朝からその続きをやっていた。いつもなら誰かを招待すると、夫の手料理なのだが、今回私が全部作り(世の中それが当たり前かも)バタバタやっていた。
 まぁ、子どもが集まると、賑やかだこと。今年に入ってから2軒のお家に招待されたときもそうだったから覚悟していたけど、いやはや保育園の先生を尊敬してしまうぐらい。実家の母も保育園の先生だったから、小さいとき「我が家では静かにしてほしい!」と言われたことを思い出してしまう。みんな自分が遊びたいものに夢中で他の子にじゃまされたと思うと「なんで じゃまするんだよー」と言い合いになる。いつものことながら、我が息子だけは“我関せず”みたいな態度。他の2人が喧嘩しようと、泣こうと、淡々と自分のペースで遊んでいるのだ。これは保育園でも同じというのを聞いている。人に“子どもらしくない”と言われる所以だ。
 昨日は基本的には和室6畳一杯にプラレールで線路を作り、思い思いの電車を走らせていた。何故だか線路にでこぼこを作ってしまい、途中で脱線することも多く、そこで「あー、じゃましたー」「なんで ぼくの でんしゃが だっせんするのー!」等、喧嘩の原因に。平らに戻そうとしても、そこは子ども、こだわりがあるので大人が手を出せない。Mn君の1才の弟もみんなの輪の中に突進するものだから、お兄ちゃんのMn君がイライラして手を出してしまう。赤ちゃん、ニコニコからギャーの変化が激しい、激しい。Ma君は「なんだよー」と男の子口調なんだけれども、Mn君と喧嘩すると、ママが叱る、そして泣き始めるというパターン。その頃は私はお昼を作るのに台所にこもっていた。(やっぱり普段しないことをすると、手間取ってしまうものね)
 そして覚悟していたとはいえ、家中全部の部屋で遊ぶ。「今日は禁止」となった刀遊びも奥の部屋にプラ刀を置いているわけで、それを持ち出したりして。ただ、ホスト側だから私が「今日はそれはダメ」というと、みんな言うことを聞いていた。とにかく息子も羽を伸ばしていた(笑)。みんなに自分のおもちゃを自慢したり、アドバイスしたり(息子は「みんなが きたら Sくん、せんせいに なるんだ」と言っていた)、慣れたところで、Mn君の弟の面倒を見たり。寝室にもドタドタ入っていき大声を上げるから、叱りがてらママたちもその部屋に入ることになったり(苦笑)。
 とにかく、子どもが集まるとウルサイ!でも、Ma君も帰る時間が近づくと泣くし、短い時間だけど、保育園以外で遊ぶ(お呼び・お呼ばれ)のが本当に嬉しかった様子。「明日、また保育園で遊べるでしょう!」と言っても、ダメなのだ。「また来ればいいんだよ」と話すのだが、そんなのがしょっちゅうあるわけないのを知っているのか(保育園児ってそんなものだと思う)、ママに叱られ泣きながら帰っていった。Mn君親子3人はその後1時間くらい残っていて、ママもゆっくり食事をしてコーヒーを飲んでから帰っていった。Mn君弟がお昼時眠いから泣いていてずっと抱いてあやしたりして、なかなか食べられなかったのだ。もう少し大きくなったら、子どもを遊ばせつつ、怒鳴ることなく(笑)大人同士ゆっくりとお話できるだろう。Mn君ママは三味線弾きで国立劇場で演奏することもあるらしく、その辺りの話を少し聞く。いつか演奏を聴きに行きたいものだ。
 で、私のおもてなし第一弾の日でもあったのだが、昨日の衝動買いの食器類でおかずを並べてみたものの、実は・・・大人向けのメインの料理(チキンの粒マスタードクリームソース)の下ごしらえを忘れたのに気付き、結局作れなかったのだ(涙)。子ども向けのメインの唐揚げと、Mn君ママ手作りの肉の煮込みをメインにして、4種類のサラダとキッシュぽくないキッシュ(“あれでもキッシュ”と名付けよう)、そしてお稲荷さん(→子ども)ちらし寿司(→大人)ということで、まあまあ盛りだくさん。終わってみれば、結構残ってしまいMn君ママが持ってきてくれた肉料理のタッパーに残り物を入れて夕飯のおかずにしてもらうことに。みんなが帰ってからMn君ママが作ってきてくれたサラダを出すのを忘れていたのと、レンジの中に子ども用のアンパンマンの高野豆腐を入れたままになっていたことに気付いた(涙)。Mn君ママは赤ちゃん連れということで、荷物が多かったのだが、サラダを入れていたタッパーの他に2つほど忘れ物があり、夜電話して明日の朝Mn君パパに渡すことになった。ママが音楽家でパパは彫刻家。大学で教えているから、私と同じで今は夏休み。最近はパパの方が子ども2人の送り迎えをしているのだ。
 それにしても、半日も遊んでいないのだが、みんなが帰って行った後の静けさにありがたみを感じた・・・