CT検査、リベンジ!――術後1年(+3ヶ月)

この橋はやはりきれい

 9月の造影剤漏れから、すでに2ヶ月が経った今日、やっとCT検査をやってきた。実は、先々週、同じ病院で検査の予約をしていたのだが、ライン(=血管)確保のためにクリニックへ寄った時「あのー、O病院じゃなくて、○○大でも・・・」などと、心の内を吐露したら、主治医が「じゃ、今日の検査はキャンセルしよう。好きな方に行ったらいい。別にやらなくたっていいんだし・・・」と言ってくれ、悩んだ挙句(「さっさと終わらせたい、でも・・・」と)、O病院をドタキャンしたのだ。血管がボロボロなのは重々承知の上だから、血管確保に失敗する可能性は私も覚悟はしていたのだけれど、造影剤漏れのあと、当の看護師は全く顔を見せなかったこと、そして、「仕方がないのかな」と諦めの境地だったのが、O病院は検査着に着替える場所がなく、CT検査室に入ってから、その片隅で着替えなければいけないというのが、私としてはどうしても引っかかっていたのだ。技師は男性で「はい、ここで着替えてください」と言って小部屋へ引っこんでから、患者はCT検査室で着替えるという状況。見られるわけじゃないけど、なんというか、そのシチュエーション、「患者の尊厳」への配慮なんて全く感じられず・・・。「仕方がないのかな、でもなんとなく嫌なのだ」――その気持ちを、主治医と看護師Aさんにさりげなく話したら「じゃ、キャンセルしよう」と。手術もした病院だし、地元の人間としては必要な病院の1つなのだが、心身ともに余裕がある今思うのは、気持ちのいい医療(行為/サービス)が受けたいということ。
 ということで、紹介状を持って去年3月にMRIとPET−CT検査をやった大学病院へ行ってきた。
 待ち時間がほとんどなく名前が呼ばれ、更衣室(個室)で検査着に着替えてそこで待機。着替えてからは少し待たされたかな。
 看護師さんにプレッシャーを掛けたからか、いやいや、実際問題、肘周辺の太い血管はやはり“使えない”ようで、「こっちがいいかもしれません」と、抗がん剤治療でも使っていた親指の下の方をお勧めしたら、そこに刺すことに・・・。看護師さん、頑張るものの、針を抜き「ごめんなさい!先生にやってもらうわ」と、検査室に待機していた(?)若い男の先生が呼ばれてやってきた。「はいグーパーグーパーして」なんて指示され何回かやっている間に、どこの血管がいいか素早く判断し、手首の辺りの血管にプスっと。その早いこと、早いこと。非常にうまかった!もしかして、クリニックの主治医以上かも?なんて思ってしまったぐらい。ラインが確保できれば、CT検査は早い。検査終了後、看護師さんに再び謝られたけど、これからこんなこと、何遍もあることだろうし・・・なんて思っていても、やはり「血管が悪いから」という言い訳がぷんぷんだったO病院の看護師とは態度が違っていて、態度や声掛け一つで、こうも気分が違うもんなんだと実感した。今日は気持ちのいい医療を受けられたと思う。
 支払いが終わったのは、受付してから1時間半後。ちょうどお昼時。毎日3食きっちり食べる私が、朝食抜きだったので、検査後の外食が非常に楽しみだったのだ。前回行ったベーカリーカフェの2階にあるレストランで、明太子入りキッシュと野菜たっぷりのクリームスープのランチセットをおいしくいただいた。たまの外食は気分転換になるわ!