通院日:ホルモン療法3回目

ピルケース

 ホルモン療法。皮下注射のリュープロレリン(リュープリン)の3回目。そして、28日分のタモキシフェン(ノルバデックス)の経口剤ももらってきた。今のところ、ホルモン療法の副作用は出ていない。
 今日は術後半年だからか(正確には2月19日で半年!)、腹部超音波検査も。肝臓、腎臓、子宮、卵巣等を見るということで、お腹をぐりぐりと。これ、本当に苦手。皮下脂肪がたくさんあるからか、腹部を触られると(機械を当てられると)痛いというか何というか。10年前だったか、人間ドックで「痛い、痛い」と騒いでしまったこともあったっけ。クリニックの技師さんの話だと、卵巣は「あまり見にくい」ということで、気になるなら婦人科に行くように言われた。そうなんだよね、次は(家系的に)婦人科系の病気に注意しなければいけないから、一度診てもらいに行かないといけない。
 主治医からは、今日の検査で異常がなかったこと、そして「ここに来たの、1年前なんだっけ・・・。もっと前から付き合っているという感じがして」と言われてしまった(笑)。でも、1年前の今日はまだしこりを見つけていなかった。とにかく全身の異常なまでの倦怠感で苦しんでいた。Nちゃんの目の手術前で仕事も休んでいたし、ゼミも終わっていて、保育園と学童の送り迎えをするだけのような生活でも「疲れた〜、疲れた〜」と周りにぼやいていた頃。がん細胞に栄養を吸い取られていたんだと思うと、主治医に。主治医は(私の?)乳がんの(主)原因はストレスだと考えている立場だと、私は感じる。去年の告知後に夫に「ストレスが原因」みたいなことを話していたし。今日も「(がんを見つける)どのくらい前に、どんなストレスがあった?」みたいなことを聞かれた。笑顔で「結婚してから」と即答したら、笑っていたけど、とにかくS吾の出産後もそうだけど、Nちゃんを妊娠中、そして出産後の夫の不在(=夫の仕事)に自分が振り回されていることで「こんなはずじゃなかった」という思いが強いことは確かで。イマサラの話だから、今の状況の中でやりたいこと、やるべきことをするだけなんだけど。
 そうそう、28日分の経口剤をもらう際に「余っているようなら『今回は少なめに』とおっしゃってください」と言われたんだけど、年末の家族旅行で1日だけ飲み忘れただけで、今のところ、飲み忘れがない。朝忘れた時は夕方になったことはあったけど。今年に入ってから、100円ショップでピルケース(写真)を買ってきて、その効果かな。料理の邪魔になることもあるけど、どこか別のところに置くと忘れそうだから、キッチンに。12月は薬の後ろに日付を書いていったんだけど、私は曜日で管理する方が合っている。仕事や子どもの習い事など、全て曜日で動いているから。そして日曜になると、次の1週間分の薬をケースに入れるのがS吾の仕事。
補記
 「乳がん」カテゴリー関連で。3日前、なんと約半年ぶりにS吾とお風呂に入った。夫が赴任地に戻り、S吾はNちゃんと一緒にお風呂に入りたがったんだけど、イヤイヤ期のNちゃんに「いや、おかあさんと!」と無碍に断られ、「じゃ、3人で入ろうか」という意外な提案が。私自身、S吾はもう9才だし、今後一切私とお風呂に入ることもないだろうと考えていたのだけど。脱衣所で、私の手術痕を見て「なんだ、そんな感じなんだ」と。「そうよ、結構きれいでしょ。先生、手術が上手なんだよ」と話したら「感謝だね」なんて言う(笑)。3人一緒にお風呂に入れるようになると、夜の親業の時間が短縮できて、それはそれで自分の時間が欲しい人間としては結構なこと。まあ、年齢的に一緒にお風呂に入るのは、あと1年ぐらいかな???