ホルモン療法開始!

ノルバデックス28日分

 昨日から、再発・転移予防のためのホルモン療法を開始した。私の乳がんは、女性ホルモンをエサに増殖するタイプ。術前の抗がん剤治療中からご無沙汰していた月のものが10月、11月と連続して来たので、経口の抗エストロゲン薬(一般名:タモキシフェン、商品名:ノルバデックス)だけでなく、皮下注射のLH−RHアゴニスト製剤(一般名:リュープロレリン、商品名:リュープリン)もやることにした。
 細かいことは、Vol-Nextのサイトで。
 で、後者も「必須」だと考えていたのだが、主治医が「さーて、どうしましょうかねー」と、またまた“患者が選ぶ”ことに。以前、看護師から両方やった方が再発リスクが低くなるという話をグラフを見せられながら説明されたんだけど、どうも主治医の話し方だと「フルコースでガツンと」という治療を選ぶならリュープリンも、というスタンス。「今日は打ってもらうつもりで来ました」と伝え、お腹にチクッと。私が今後も夫がいる海外には付いて行かないということで、私のクリニックでお勧めする1ヶ月製剤の方で。
 皮下注射は24回(2年)、経口薬は5年。先は長いけど、まあボチボチやっていきましょう。「太らないようにね」と、看護師から言われたので、そこは何とか何とか最低限に抑えたい。これ以上太ると、別の病気になりそうだもの・・・(嗚呼)。
 昨日はその他に、術後初めてエコーの検査をした。鎖骨下まで丁寧にやられると、「おおー、転移するなら、そこよねー」と思わされたが、「異常なし」ということで、ホッと。
〜〜〜〜〜
 そうそう、1週間前に、浅草橋のワコールに行き、乳がん患者向けの下着とパッド、そして水着(とパッド)を買ってきた!今まで授乳用の下着にミニタオルなどをつめて形を作っていたのだが、それは軽いのでよく上にずれていた。この1週間、乳房の3分の2の重さのパッドを入れて生活してみたのだが、外見は乳房切除したかどうかなどは全くわからない状態に。今週から、薄地のニットも着るようになった。「ずれているかも」という不安がない分、過ごしやすい。ただ、気にしなければいけないのは、外見だけではない。左右対称あったものが、片方になったのだから、今後体のバランスが崩れるかもしれない(元々ずれていたけど、なおさらという意味)。スイミングをやりたいと思っているのだが、何だか忙しくて1月スタートは無理かもしれないけど、何とか時間を作り出してやってみたい。乳房なし、禿頭でも多分堂々とロッカールームで着替えるんだろうなぁと、自分の未来図を想像する(苦笑)。
〜〜〜〜〜〜
 私の今年1年の乳がん関連出費。検査・治療費で100万は超え*1、使っていないけどウィッグなどで8万、今回の下着・水着で8万。いやはや、癌治療は金が掛かる!(号泣)

*1:自費扱いのものも結構あったので。クリニックのデメリットの一つ。でも、私に合った治療を受けられたと満足している!