EC療法4クール目!

さらば、憎き赤い液体!

 昨日は体調ばっちりで抗がん剤を投与してきた。前の晩は「ちゃんと眠れるかな」と不安だったけど、まあまあいい睡眠を取れたかな。とにかく嫌なものはさっさと済ませたい!の一心。EC療法の副作用で(副作用止めの副作用かな)便秘がひどくなるので(10日くらい!)、前の晩には下剤を飲んだ。そのせいで保育園に送っていくのも遅れたけど、この方が体調万全って感じだし。
 以下の点を看護師Aさんに報告。

  • 月のものが半年ぶりに来たこと⇒私の場合、女性ホルモンで癌細胞が増殖するタイプなので、あまりよくないこと。残りのタキソールをやってみて、次に来た時には、生理を止める薬を皮下注射ということに。
  • 味覚障害が2週間で終わったこと⇒昨晩(投与日)から再び始まったような・・麦茶がまずい!
  • 患側の乳房があった場所に少し膨らみが感じられる⇒「これは、もともとの脂肪よ」と(笑)。傷口周辺がぎゅーと内側にある組織とくっつきカチンカチンになってきたということか。存在の耐えられない軽さ (集英社文庫)

 Aさんとスペインの話をしていた時に主治医が入ってきて、点滴の針刺しをしながら、そのままスペイン談義(ポルトガルやらメキシコやらの話など)。これが個人医院というかN先生の特徴でしょう。一人一人と気楽に話をする。患者の全人格と付き合うというか。でも、私は待合室で待っている他の人たちが非常に気になって仕方がなかったのだが・・・
 投与中は、前の晩から読み始めた『存在の耐えられない軽さ』の続きを読む。哲学的でなかなか面白い。大学時代に読みたいと思っていたもの、約20年後の今頃になって(苦笑)。
 憎き赤い液体ともお別れと思い、携帯で写真を撮ってきた。この色で気分を害する方がいるかもしれないけど、失礼!これまではこの赤い液体を体内に入れると同時に、口内炎予防のために氷を口に含めていたのだが、その味というか匂いもトラウマになっているため、今回はやめることに。とにかく気分が悪くなる可能性のものは排除!(といっても、赤い液体がこういう匂いなのかわからないが、投与後の自分の口臭と尿はどうしようもないもの!氷の後味のせいではなかったかも・・・)
 投与後、ストレス発散ごとく、本屋で専門書(概論書)や絵本や漫画や雑誌、そしてS吾の「鉱物コレクション」を購入。VieDeFranceでランチ。本屋でたくさんお金を使ったのに、またまたCD屋へ。「そうだ、ポイントが貯まっていた!」と。ナット・キング・コールを。
 帰宅後は、S吾を連れて、皮膚科へ。1時間から1時間半待ちと言われたけど「抗がん剤を今日打ってきて」と説明したら、早く診てもらえた。今年に入ってからアレルギー鼻炎の症状が悪化していたが、この1ヶ月は虫刺されによるアレルギー症状も出ていたから(リンパに沿って筋状の赤み)。ついでに、足裏と手の指に出ているイボも。じゅーとやられて痛そうだった。来週もイボ治療のため出向くことになるが、やはり受付に言えば、別室に通され早めに診てもらえることに。お薬どっさり・・・
 昨晩から実家の母が2泊で来てくれることに。少し楽させてもらう。安定剤も前の時の反省もあって、半錠ずつ飲むことに。で、今朝は結構元気でいられて、こうやってブログを書いている。