2学期の読み聞かせスタート!

 抗がん剤投与から3週目は、本当に元気。抗がん剤治療のスケジュールを勘案しながら、読み聞かせの予定を入れている。今朝は体調ばっちり。・・・それでも、Nちゃんのウンチなどもあり、遅刻しそうだと、Nちゃんを乗せたベビーカーを走らせ、S吾のクラスに飛んでいった。NちゃんはS吾の膝上で。クラスの中でも活発な男の子に「お前の妹、かわいいな」と言われて、S吾はどう思ったのだろうか。
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 今日は動物関連でまとめてみた。

うさぎのみみはなぜながい (日本傑作絵本シリーズ)

うさぎのみみはなぜながい (日本傑作絵本シリーズ)

 私の大好きな北川民次さんによる、メキシコに伝わるお話(1962年発行)。1〜3色刷り。絵柄的にも色彩的にも30数名規模のクラスで読み聞かせするには正直きついかもしれないと思いつつ・・・。子どもたちはタイトルの答えが知りたいのか、最後までしっかり目と耳で聞いていた。隣のクラスからは、この本が読み終わるまでに3冊目に入ったらしく、2回ぐらい拍手が聞こえてきたけど・・・。
 8時半になったけど「もうやめる?それとも、もう1冊読む?」と聞いたら「もう1冊!」と。
 「これは誰も知らない絵本だよ」と。最近出版された「月刊 かがくのとも」から。読み聞かせしようと、1ヶ月近く前に購入していたもの。
 『あらしのよるに』シリーズの作者(絵を担当)・あべ弘士さんによる『ぞうとかぼちゃ』(月刊 かがくのとも 2008年10月)。
http://www.fukuinkan.co.jp/magadetails.php?goods_id=20557
 ある動物園の飼育係のお宅で、畑の肥料にと、ぞうのウンチを土に混ぜたら・・・。植えたはずの野菜よりも、ぞうがエサとして食べたかぼちゃが大収穫となる話。ミクロ的な話としては、消化の話。マクロ的には食の循環の話。
 最初の本はしぶく、最後の本はウンチ話で〆。
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 他の候補として持っていった本。
カモノハシくんはどこ?―生きものの分類学入門 (福音館のかがくのほん)

カモノハシくんはどこ?―生きものの分類学入門 (福音館のかがくのほん)

 こちらもなかなか面白い本。副題は「生き物の分類学入門」と書いてあるが、(分類学上の)仲間はずれの問題をからめ、自分のできること・得意なことは何か、他の人(動物)と力をあわせることの大切さを考えさせる話になっている。