リハビリに、病理結果に

 「プチッ、プチッ」
 「今の聞こえた?」
 「・・・はい」
 クリニック。ベッドに仰向けになり、右腕(術側)を上に伸ばしていて、看護師に腕を引っ張られた上にわきの下辺りをグイィっと押され・・・。手術した後に繊維化が起こり、それがどんどん太くなっていくので、その繊維がプチッと切れた音。その後にも上腕部をマッサージしながら伸ばしてくれるのですが、小さな音でプツ、プツと・・・。
 「泣いていいわよ」
 激痛に苦しんだ後は、自然と涙が出ますよ・・・。この10数分で私は1日の体力を消耗してしまった。
 自分でやっているリハビリだけでは、「できる範囲」しかやらなくなるから、そうわかっているから受け入れているが、ここ数回は恐怖感で一杯。ただ、自宅でリハビリをしているだけでも「これ、治るのかな」という別の意味で恐怖感があるし・・・。最後に「リハビリの方(≒快復)いい状態の方ですよ」「来週、あと1回で終わりにしましょう」と励まされ終了。
 手術から3週間。先週には病理結果が出ていたのだけど、今日説明を聞いてきた。昨日、「術前化学療法をした場合、その効果の説明もあるだろう」と、地元の図書館に行って、雑誌や本からその辺りの情報を収集。
 私のニュウトウも写った切除されたブツの写真も見せてもらい、病変がどんだけ広がっていたか説明を受けた。右胸外側半分以上に散らばるように、乳腺が末広がりに広がっているとすると、先っぽまで。主治医曰く「全摘でよかったんだよ」と。
 (つづく)