S吾の運動会!

 暑かった〜。腕は時計の跡がつくくらい日焼け。くたくた〜。・・・こんな1日だった。
 昨晩はポテトサラダだけは作っておいたものの、いなりずし、だし玉子、鶏の唐揚げは5時半ごろから作り出す。お祖母ちゃんたちのために、レンコンのきんぴらなんかも作ろうと思っていたのだけど、赤唐辛子がなく(で、朝コンビニに買いに行こうと思ったけど時間が生まれず)、あきらめ。S吾が“みんなと一緒に”食べられればいい、と。だし玉子(厚焼き)を作るのに、普段使わない玉子焼きフライパンを使ったのが失敗。ひっついちゃって、時間のロス。最後の巻きはテフロン加工のフライパンにして、出来上がりを急いでクッキングペーパー→ラップということで、何とか体裁を整えた。
 Nちゃんの朝ご飯・フォローアップミルク、そしてウ○チ。保育園のバックとシート等を持って、急いで学校へ。ベビーカーを押しながら走ってみたり。といっても、8時15分到着。去年と同じあたりにシートを敷く。急いでビデオを回す。「今日はS吾の運動会。Nちゃんはこれから保育園でーす」と。ベビーカーはそこに置き、Nちゃんを抱えて、隣の保育園へ。体温を測っている時点で校庭から開会式の声が。8時半ぴったりに預け、急いで学校へ戻り、再びビデオを。やはりストーリーがないといけないからね。最初と最後は雰囲気だけでも撮っておくのだ。
 で、お弁当箱に作ったものを入れる時間がなかったため、急いで自宅に戻る。ちょうど実家の母が到着していた。いなりにすし飯を詰め、最近買った弁当箱に入れられるだけ詰めていく。お義母さんのために折りたたみ椅子が必要なのに、我が家のは見つからず。2階のお義兄さんから2人掛け用のパイプ椅子を借り、母を連れて再び学校へ。何とか去年みたいに2回に分けて弁当作りをせずに済んでよかった。
 と、運動会当日ってのは親にとっては本当に大変。
 2年生の50メートル走が始まるまで、椅子に座って母とおしゃべり。周りを見渡すと、夫婦でまったりしていたり、おしゃべりに興じていたり。あんな感じの夫婦関係が羨ましいなんて思ったり。我ら夫婦はもうダメだなと思うこと、しばしば(苦笑)。・・・そんなことを思う一方で、50メートル走はビデオを写真両方撮りたいから、母にビデオの使い方を簡単にレクチャー。よく「レンズを通さないで、目で見て応援しましょう」と言われるのだが、視力が悪い人間からすると、遠いところにいる我が子を見つけるのも見るのもレンズを通しての方がよく見えるのだ。あと、S吾のダンスを撮るのも楽しみの一つ。すごくうまいはずで、後で親子で見るのも楽しみなのだ。
 50メートル走は残念ながら4位に終わり、ゴール時の写真もうまく撮れず。ビデオは???母には難しかったようだ。その後、S吾ら子どもたちの座席の方に行き、声を掛ける。と、あっという間にダンスの時間になり、大慌ててビデオを回す。終わったところで、振り向くとお義母さんと姪っ子(S吾の従姉)。S吾のために、姪っ子も来てくれたのだ。だから、お弁当の時間はS吾が楽しそうだったこと。私としては(今年の反省だが)、シートが小さくて、お弁当の量も大人3人とS吾の分量しか用意せず(コップも)、申し訳ないことをした。余るぐらいがいいのかも(って思う一方で、残るのは嫌なんだよなぁ)。
 そうそう、お弁当タイムには、私が場所取りしたところは日が当たり始め・・・(号泣)。お弁当のあと、お義母さんと姪っ子は帰り、母も「もう疲れた」ということで、急いでNちゃんをお迎えに行き、母に預け帰ってもらい、午後は私だけが残った。カンカン照りの中お昼を食べたからか、私もどっと疲れが出て、クラスのママがいようと学童のママがいようと、こちらから話し掛ける気力も起きず、運動会の一番の楽しみであった応援(替え歌の歌詞が面白い!)などをビデオを撮ったりして終わるのを待った。正直、午後になると終わるのを待っている状態。でも、子どもたちは一生懸命で、5・6年生(総勢250人以上)の組体操・マス体操は感動的だった。見ていてウルウルしてしまった。本当にこの日のために一生懸命練習してきたのがわかるし、レベル的にも難易度の高いものなんかがあり「できない→できる」というプロセスがあったんだろうなあと思う。リレーもそうだけど、高学年はやはり高学年らしく、迫力がある。S吾もあんなふうになるのかなと、近い将来を考えてしまった。
 S吾は応援が楽しかったらしく、帰宅後は「(6年になったら)応援団長になれるかな」と。「なれると思う?」って聞かれて、即答できなかった(苦笑)。だって、性格からして応援団はやれても団長は無理だろうと正直思ってしまったから。まあ、子ども(というか人間は)どう化けるかわからないので、今後に期待。
 とにかく、長い長い1ヶ月が終わった。毎日洗濯と水筒の用意など。それにしても、学校の先生は疲れただろうなあと思う。第60回秋季運動会ということもあり、先生方による種目は60歳の先生と用務員が主役になったものだった。学校の名物でもあり子どもたちに大人気の教頭もその一人で、今年で終わりなんだと初めて知った。S吾の隣のクラスの担任も60歳。よくS吾が「1組から怒鳴り声が聞こえるんだ」と言っていたのだが、かなり力が入っていたんだと思う。元々厳しい先生だったんだけど、「最後の運動会」だったのだ。競技の最後に、各先生方の生まれ育った時代背景などがナレーションされ、教頭が「給食残すな〜」という毎日の声掛けの理由もそこで明かされた。何だかしみじみ。
 去年はまともに全体を見られなかったが、疲れたとはいえ、なかなか有意義な1日だった。とはいえ、やっぱり疲れた〜〜〜。夕飯もまともに作れず、いなり寿司と唐揚げ(苦笑)。