ことば遊びをリピートする子どもたち
Nちゃんをおんぶして小学校へ。普段も結構おんぶしているのだが(S吾の時は1度もしたことがなかった!)、絵本を肩の高さまで持つ姿勢の状態だと、本当にシンドイ。肩紐に押さえられて初めて、腕の付け根というのは、自由度が高いことを実感する。9月以降、保育園に頼んで、月1度の読み聞かせ時には早くから預かってくれないかと打診してみよう*1。
前から「恐竜の本!」という要望があったので、昨日隙間時間に市立図書館に行って絵本を借りてきた。久々の図書館。やはり子どもらを通わせるべき場所ではあるな、と。七夕の直前ということもあって、ベタではあるが七夕関係の絵本も読むことに。
最初は『たなばた (こどものとも傑作集)』から。去年とは違うものを。出した瞬間から嫌そうな顔をする子どもも数人。七夕の話は「もう何べんも聞いてきたからうんざり」なのかはわからないが、本当30数人全員が興味を引く本を選ぶというのは難しい(し、ないだろうと私自身思っている)。が、来年もチャンスがあったら、別な七夕絵本を読みたいと密かに思っている。で、今年は絵柄や色使いが印象的な≪こどものとも≫から。
次は「恐竜の絵本だけど、女の子も好きな話かもしれないよ」と食いついてもらいたいがための前説を(苦笑)。タイトルからして『ぼくのきょうりゅう (講談社の創作絵本シリーズ)』なので。食いついてきていないなと感じながらも読み始めた。「やはり、読みにくい」と思ってしまった。昨日の晩に声を出して読んでみた時に感じた違和感が再び。殆どの文末が「タ」と過去形で止まるのだ。最初は翻訳ものかと思ったぐらい(絵のスタイルも)。過去を語る際に決して過去形を使わなくてもいいのだが、わざわざここまで「タ」を多用するには何か効果を狙ったのか・・・?わからない。・・・で、読み終わってみると、「2年生の」「読み聞かせ」には向いていなかったかも、と。話も絵もとても素敵なんだけど・・・。
何だかすっきりしなかったので、次は“必ず楽しめるものを”と、同年代に「あるかも、あるかも」と思わせる絵本を。季節もぴったり。あさがおの種と一緒に、セミの幼虫を植木鉢で育てて成虫にになる瞬間を楽しみに待つ女の子の話。オチは、子どもたちのつぶやきともどんぴしゃり、女の子が寝ている間にセミになっていた、と。でも、この主人公の女の子はその年齢通りのことをしてくれる!残念がる一方で、好奇心一杯の目で「次は何の種を植えようか」と土いじりをする場面で終わるのだ。シャツの胸の上にはセミの抜け殻をつけて・・・。単純なストーリーながらも、この年齢の子どもの状態をよく描いていると思う。それも前向きな女の子を。
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■補記■
以前、書き記すのを忘れていた読み聞かせの記録。本のリストだけでもアップ。
6月4日
*1:保育園は通常、ボランティアでは「保育理由」にあたらない。もちろん、今は一時保育などではどんな理由でも預かってもらえるようになっているみたいだが。