危うく息子を遅刻させそうに・・・/読み聞かせ活動再開!

 今朝のこと。目覚めてびっくり!確かに6時に目覚まし時計は鳴ったかもしれない・・・でも、時計は7時10分を指していて「S吾!起きてー!遅刻するー!」と言いながら、牛乳とパン、ヨーグルトをテーブルの上に出した。食パンを半分食べて、何とか7時半に家を出た息子。・・・睡眠不足が続いていた中、昨晩(実際は今日の早朝)Nちゃんが3時に起きてたっぷり母乳をあげたのはいいのだが、ぐずってなかなか寝ず、寝たかと思ったら泣き出したりして、確か4時半ごろやっと落ち着いたような。目覚ましは1つで充分と思っていたが、2つ目も用意しようと誓った朝だった。
 で、昨日のこと。朝1時間ほど義母にNちゃんを預け、小学校へ行き、息子のクラスで読み聞かせをやってきた。5月18日29日6月8日19日7月6日に続き、今回で6回目。ただ、これまでと違うのは、絵本選びができなかったこと。9月初旬にエントリーさせてもらったのだから、準備期間は充分あったのだが、あっという間に「明日、何読もう・・・」という状態に。出産してから殆ど自宅でも絵本の読み聞かせができていない中、最近息子に読んでいる本があったので、それをやってみようということに。絵本の読み聞かせではなく、物語を朗読することに初挑戦10月3日に校外学習でアンデルセン公園に行ったのだが、その直後に『アンデルセンどうわ一年生 (学年別・新おはなし文庫)』を買ってあげていて、アンデルセン公園のパンフレットに『親指ひめ』をテーマにした何かの写真が載っていたことから、その後何度も『親指ひめ』を読んで聞かせていた。朗読時間を計ってみたら、13分。子どもたちが、絵本ではなく、お話を10分以上静かに聞いていられるか不安だったが、それが可能かどうか、またクラス全体としての子どもたちの反応も見たくて、やることに決定(息子のこの半年の読書行動の変化を見ていると、期待感が持てたということもあって)。持ち時間は15分なので、数分で読める短い絵本と、職員会議が延びて担任が戻るのが遅い場合を想定して、詩集もカバンに入れて。
 教室に入ると「S君のお母さんだ!赤ちゃん、生まれたの〜?」という声に答え、夏休み中に生まれたこと、今「ぎゃーぎゃー」と泣いていること、手足をバタバタさせていることなどを話したあと、「今日は、絵がない本だよー」と言うと、「えー!」と不満&不安そうな声。「ほら、この前、アンデルセン公園行ったでしょう?アンデルセン童話って知っている?」と聞くと、反応が悪い中、一番後ろに座っている男の子が自信なさそうに「おやゆびひめ?」と答えてくれた。ぼく おかあさんのこと…アンデルセンどうわ一年生 (学年別・新おはなし文庫)
 「じゃあ、この表紙に描かれている『親指ひめ』を読むね。絵がなくても、みんなが静かに聞いていられるかなぁ?」と、朗読スタート。・・・ずっと静かに聞いてくれた。横を向いたりして聞いていないなあと思う子どもは数人で、かなりの子が真剣なまなざしで私のほうを見ている。私も、絵本を読んであげる時以上にアイコンタクトができたし、33人クラスで絵本を読むとなると、後ろの方の席、また最前列の端っこの方も絵がよく見えなくなるので、朗読の可能性を感じた。多分、かなりの子が『親指ひめ』の話を知っていると思うけど、こうやって絵がない状態で言葉だけで物語を聞いて、どのような理解になったのだろうか気になる(が、何も聞かない)。「おしまい」と言って終わってみると、やはりあと数分残っていたので、絵本『ぼく おかあさんのこと…』をカバンからすぐさま取り出した。「あー、知ってるー」「幼稚園で読んでもらったことがあるー」「保育園でー」等と、教室の中は一気に賑やかに。ゆっくりページをめくりながら・・・。
 『親指ひめ』を読み終えた後か、『ぼく おかあさんのこと…』を読み終えて帰る時かどっちだったか忘れたが、拍手をしてもらった後、私の方も「みんなが静かに聞いていられて、本当にびっくり。すごいねぇ〜」と拍手でお返し。学習係の掛け声で、子ども達から「ありがとうございました」と言ってもらい、教室を退出。今回の15分間もいい時間だったが、次回(来月)はもう少し選書に時間を掛けて出向こうと思う。