息子のクラスとは違うクラスで

 寝不足のまま、小学校へ。既に疲れている顔をしているだろうことは重々承知で、息子のクラスを通り過ぎ、隣のクラス(1年3組)へ。大勢の子どもたちの前で読むことや話すことに慣れてきたとはいえ、やっぱり初めてのクラス。ドキドキ・・・。日々の忙しさから、新たな絵本開拓はできなかったけど、今までやった中から、反応がよかったものを4冊ピックアップし、持参した。
 そのクラスには、息子と同じ保育園出身の子が6人もいて、学童で一緒の子もいるから、10人くらいは私のことを知っていた。自己紹介をしてからスタート。
 1冊目は、長い読み物だけど、どんどん惹きつけられる「くま式」治療の『ぼくびょうきじゃないよ (こどものとも傑作集)』(絵本ナビ参照)。「くましき うがい」の「ゴロゴロ ガラガラ ガラッパチ。ガラゴロ ガラゴロ ゴロッパチ。クチュクチュ ペッペの クマッパチ」の言葉遊びのようなリズムで笑いが出るかと思ったけど、ニコニコ顔はしていても、息子のクラスの時の反応とはちょっと違っていた。くま先生が出てくるたびに「あー、まただ〜」という声は上がったりしたが。私自身も緊張していたとはいえ、この本は2回目だったので、時々子どもたちの方に顔を向けて、表情を見る余裕はあった。ゆっくり読んで10数分掛かった。全体的に静かで、集中して聞き入っていた(見入っていた)。この本、実は冬の季節の話なんだけど、本当に子どもたちを虜にする内容。2冊目は、残り時間数分だったので、短いものを。今度は純粋に言葉遊び要素が強い『大型絵本 きょだいなきょだいな (こどものとも劇場)』(絵本ナビ参照)。2冊目ということもあってか、少しずつ子どもたちも声で(言葉で)反応してきた。息子のクラスの時はこの絵本を知っている子が多かったが、今回のクラスは多くなかった。ただ、逆に、ページをめくるたびに、予想外のものが出てくるという新鮮さがもろにあったようで、私もページをわくわくしながらめくるという感じに。子どもたちが静かな分だけ、同じような気持ちを読むリズムに持っていけた感じがする。
 子どもたちの反応の基準を、クラスの真ん中あたりにいるR君の表情に合わせて。1冊目も2冊目も、目がキラキラしていた。寝しなの息子の読み聞かせとは違う魅力はここにある。
 今日は1組がM君ママ(初めて!)、2組は保育園→学童が一緒のKちゃんママ(このために月1回仕事を休む)、で、私が3組に入ったという偶然の日。土曜参観の時紙芝居で子どもも大人も魅了していたのはKちゃんママ。紙芝居のケース(箱)をどうして持っているのか聞いたら、地元の子ども関係の団体に所属している(いた?)ので、その代表から借りているということ。帰宅後、ネットでその団体を調べたら「あ、あのジャーナルを出しているところね」と。色々な活動を行っている団体。それにしても、隣のクラスから聞こえてくるKちゃんママの素敵な声。あれは天性のものだわ。