小学校入学から1ヶ月 −振り返り−

 本当にあっという間に1ヶ月が過ぎていった。なかなか濃かったなぁ。「疲れた〜」の一言なのだが、今まで以上に息子と付き合った感も無きにしも非ず。この1週間私が勉強中心にしたら、やっぱりもう少し自分の時間がほしいなあと思ったのは正直なところだが。とにかく、最初の3週間は息子を中心に考えて動いていたので、丁寧に子どもと付き合うとは手間隙が掛かるということを改めて気付かされた。
小学校での生活について
 息子は「楽しかったよ〜」と言うタイプではないというのがはっきりした(笑)。学童の帰りに「今日の給食なんだった?」「こくごでは何やったの?」と聞くと「わすれた」と返事することも多く、親としては聞きたいことがなかなか聞き出せない。まあ、これも性格ででしょう。ただ友だちが徐々に増えているようではある。席替えもマメにやっているらしく、今は入学式当日に既に目をつけていた女の子の隣の席のようだ(爆笑)。ただ、2時間目の後の「大休憩」(20分休み)にはその女の子ではなく右隣の女の子と校庭でおしゃべりをするらしい。「校庭で何しているの?」と聞いたら「きもい はなし」と答えた息子・・・。小学校に入ってから覚えた「きもい」という表現。男の子の名前もちらほら出てきて、保育園時代共にした友だちより新しい友だちの方の話題が多く、親としては名前がなかなか覚えられない。
 また、とにかくお便りが多くて「○○日までに××を持ってきてください」も多くて、日々忘れ物がないかチェックするのが大変でもあった。学校から時間割をもらってからは、息子が自分で教科書やノートは用意できるので、それはそれでいいのだが、お便りの多さには「勘弁してよ」という気持ち。まあ、新学期でもあるので2年生以降の4月もこんな様子なのかもしれない。
小学校での勉強について
 前に「さ」だけ勉強した話を書いたが、この1ヶ月のこくごは「さいたよ、きてね」「みつけたみつけた」「みんな、なかよし」「おあい そら」を2ページに書いて終わった。私の時代もそうだったんだろうけど「ゼロスタート」に合わせているんですね、初めてひらがなを勉強する子どもを対象にしたカリキュラム。さんすうも「『4』を べんきょうした」と言ったりしているので、多分そうなんでしょう。まずは学校生活に慣れることが一番の目標の時期なんだと思います。正直、入学前は「しょうがっこうって なにするところ?」と聞かれて「勉強するところ」と答えた私としては「あー、違うんだった」と気付かされたという部分も。
学童での生活について
 学童の生活も大分慣れた様子。上級生の名前も出るようになってきた。もちろん「がくどうで すきなこは ○○ちゃん」というように女の子の名前も(笑)。学童では最初の1週間のあの「ドリル魔」が嘘のように遊びまわっている。最初の1週間だけ「勉強好きな子」というレッテルを貼られたが、今は勉強する雰囲気もなく、本人としては多少気になっているのかランドセルの中にドリル数ページ分は持っていっている。私が「どうせできないのだから、持って行かなくてもいいんじゃない?」と言っても「もっていく」というのだが・・・。今は息子の中ではお店屋さんごっこがブームらしい。もちろん外遊びも大好きみたい。小学校に入ってから肘や膝に怪我をするようになってきたし、ジーパンも穴を開けるようにもなった。
 “手が出やすい子”については、息子も逃げるのがうまくなったようであまり被害の話を聞かなくなったが、一番のターゲットが仲良しのMくんらしく、Mくんママは本当に心配の様子(多分今日向こうの親御さんと会うと言っていた)。推測の域を出ないが、その“子”Yくんは軽度発達障害ではないかと思う。私の見聞きしたこと、Mくんママが見聞きしたことを考えると、注意欠陥多動性障害を持っている可能性が高いのではということ。私自身がこのことを認識してからは「どうやって息子にYくんの言動を受け入れさせられるか」「Yくん親子とどう向き合うか」と考えることが多く、あーだこーだと考えることが多くなった。たまたま息子はそのような症状が出ることなく育ったが、今お腹にいる子はどうなるか分からないわけで、今後さらに考えていこうと思う。
家での様子
 夫が4月以降仕事が忙しくなってお迎えが頼めなくなったので、大学がない日はできるだけ5時頃に学童にお迎えに行っているが、大学がある日はどうしても7時に。帰宅後急いで夕食を作り食べるのだが、ちょっとでも遅くなると、いつの間にか息子はソファーの上で寝てしまうということもある。夕食後歯磨きする間もなく、目を離した隙に寝ちゃうことも。それだけ疲れているんだと思う。慣れない生活をこの1ヶ月してきて、体調が悪くならないのが不思議なぐらい。そんなこともあって、家で勉強するという体制は取れていない。あんなにドリルに夢中になっていたことが嘘のようだし、私も「これから大変だ〜」と思っていたけど、少しほっとしている。さんすうの手作りプリントのこともどこに行ったかというぐらい(本屋で1、2年生の算数の参考書等を見たが、参考になりそうなものが見つからなかった)
 そして入学して息子にやらせるようになったのは、上履きを洗うこと。保育園時代は私が洗っていたが、この4月からは息子に任せるようになった。洗濯物をたたんで片付けること(自分のものは当たり前、他はタオル類)の他には、料理や皿洗いをやりたがるが、親が余裕がないと本当にこれはシンドイこと。私がささっとやってしまった方が楽だから。この辺は私自身の問題でもある。