子どもだって新聞が読みたい!

 今日はお昼から3時ごろまで、一人ぶらりさせてもらった(買い物+読書@カフェ)。夫と息子は2人で自転車で買い物。夕飯に何か作ってくれるんでしょう、買い物リストを作っていた夫。あー、夫の手料理が再開だ!夕飯作らなくていい!嬉しい!
 で、帰宅してみると、既に夫の1品が作られていた。煮豚。シンクを見ると、紹興酒のビンが。7月に台湾の先輩が持ってきてくれたおいしいやつだ・・・(涙)。私がチビチビ飲んでいたやつ。夫にとっては料理酒。かなり煮込んでいたようで、おいしそうな色とつや。いい匂い。
 息子が急に「電車を見に行きたい!」と。夫は昼寝をし始めたので、私の出番。でも新聞を読んでいた。「もう少し、待ってて。お母さん、新聞読んでいるから」と。「あー、おとこなのかー」と息子。つまり、夫が読んでいる姿の方をよく目にし、どちらかというと“男が読むもの”と思っていたみたい。私も読むし、祖母も読むでしょう?と話す。「じゃ、こどもは どうなの?」と。「こどもは よんじゃ いけないの?」と。
 字が読めないと読めないこと、内容がわからないと読めないこと、10才になれば読めるかも、小学生向けの新聞があるかもしれないから小学生になったら買おうか等とそんなことをわかるように説明した(つもり)。ムキになった息子は「Sくんだって よめるよ」と、私の手元から新聞を取る。「ほら、これ ほん でしょう?」と指差す。私は丁度書評欄を読んでいた。「うん、そうだね、本だよ。よくわかったね」と、ちょっと胡散臭いけど褒めてみた。でも、やっぱり子ども心にも、読めない悔しさってあるらしい。ぷんぷん怒る息子。涙目でドアを力強く開けたり閉めたり。茨城弁でいうと「意地焼けている」状態(笑)。自分の感情を持て余している。
 ひょいっと、奥の勉強部屋(家族3人の机がある部屋)から紙を1枚持ってきて、はさみで半分に切る。私がさりげなく「Sくんの新聞、自分で作ってみたら」と言ったからか、「しんぶん つくる」と。・・・ここで新聞作りが始まればなんかステキなエピソードになるのだが、電車を見に行きたいことを思い出し、半分に切った紙をそのままに、出掛けることになった。いつか家族新聞を作りたいなと思っていたけど、今がその時かもしれない。いや、新聞を読みたいっていうのなら、保育園児にもわかる新聞を作ってあげてもいいかも。そうすれば、いつか息子が私の代わりに記者(笑)となって何か書いてくれるかもしれない。