Weeklyパクリ(タキソール)3回目投与

 12回中の3回が終わった。まだまだ先は長いけど、体の方は慣れてきたのか、夜7時ぐらいにはアルコールが抜け、少し手抜きの(いつもか!涙)夕食を作った。
 「少し痩せた?」と主治医。「いえ、全然。痩せたいぐらいです!」と。多分疲れが表情に出ていたのだろう。それも話した。この3日間、子ども中心に生活を回したら、やっぱり疲れたのだ。
 昨日はM君が帰った後からNちゃんが昼寝から起きるまでの1時間半ソファーでうたた寝したけど、疲れが取れず、男子バレーを見ながら夕食を食べ、風呂入れしたらバタンキュー。S吾はお父さん(夫)とSkypeしていたけど、私は全く話す気力もなく、ずっと布団に転がっていた。S吾がアレルギー性鼻炎の薬を自分で飲み、家中の電気を消し、布団に入ったところで、やっと「歯磨きしなくちゃ」と少し起きられたという具合。お昼前に1時間ぐらいNちゃんを外遊びさせたぐらいなんだけど・・・。普通の母親業しただけなんだけど・・・。
 そんな感じで、「体力が落ちたような・・・」と話したら、抗がん剤注入のための針を手の甲に刺しながら「いや、体力が落ちたんだじゃなくて、これって(=抗がん剤)毒だもん、これを肝臓で処理しようと、そっちに体力が使われるんだから」と、いつも“自分が思っている以上に疲れるはず”ということを“アルコール飲んだ後”の例えで話す主治医。
 そうなんだよな、秋頃まで積極的な治療を続けた後、その後5年間のホルモン療法をするわけで、がん細胞をやっつけるために、今までとは同じパワーでは暮らせないのだ。でも心は以前の生活を欲し・・・薬とこの心と、バランスよく付き合っていかなければならない。これは本当はがん闘病だけの話ではない。加齢に伴う体の変化は誰にでも起きること。投与後3〜5日におきる骨痛の時に精神的な凹みが重なると、「骨転移が起きたかも〜」とあらぬことを考えてしまうんだけど、元気な今日の私は「慢性疾患。よくある話。めげてたっていいことない!」とポジティブになる。まあ。30分後もポジティブかは自信ないけど〜(爆)。
 そうそう、私ががん患者になって変わったことの一つ。Nちゃんが泣いていると、膝上に乗せたり抱っこしたりしながら「泣いたっていいことないよ。幸せが逃げてっちゃうよ」と言うようになったこと。だってぐずってぐずって泣き止まないのを積極的に止めようとすると、こっちが体力的にくたばるし、理詰めで話してもわかるわけないから、もう呪文のよう。