今は「お母さん、カワイイカワイイ」

 今日、Nちゃんの手術のことを色々決めたくて大学病院に行った帰り、寄り道して研究仲間(年下の先輩)とお茶をした。Nちゃんに会えると思っていたらしい・・・。スミマセン、私一人で(笑)。「ビリーやってる?」って聞かれたから、「うん、泣かないでやってるよ」と答えておいた。で、言うのを忘れたので、ここに書いておこう。そう、Nちゃんは今、この母親に「『お母さん、カワイイカワイイ』して」と言ったら頭をなでなでするのを仕込まれているのだ!現在習得中。少しずつ進歩しているよ!私に促されると(命令?)、ニヤニヤして頭を見、髪を若干引っ張る感じではあるが頭を触ってくれるのだ。仕込みはオッケー、である。ちなみに、他の芸は「お腹、ポンポン」も仕込み済み、「あんよ、バーンバーン」もOK、もちろん「パチパチ(拍手)」も大丈夫。こちらが、舌打ちなど口遊びをすると、ニヤニヤして舌打ち返しもしてくれるよ!どうぞ、今度の日曜に我が家に来て、遊んでください!
 で、Nちゃんの目の手術のことだが、春休みを狙って「今のうちに予約」と思っていたのだが、長期休みは一斉受付となるらしく、受付開始日に眼科受付に出向かなければいけないそうだ。で、春休みの場合、約2週間しかないものだから、すぐ予約が埋まってしまう、とな。早い人だと早朝5時にドアの前で待っているらしい。そんなことを、看護士から聞いてきた。夫が多分海外赴任になり、春休みには丁度一時帰国できるであろうと思っていたので「今のうちに」と思っていたが・・・なかなか世の中、私の思うようには行かないようだ(当たり前だが)。夜、実家の母と電話で話して、今すぐに取れる日に予約をし(2月後半か3月頭あたり)、入院中(3泊4日)は、母が泊まりに来てS吾の面倒を見るというようにしようか、と。その他、術後の経過観察の間隔、“完全に治るってわけでない”リスク等についても、聞いてきた。・・・それより、私の前の人(小学生の男の子を連れて)が泣いていたので、聞き耳を立ててしまった。息子さんが外斜視のよう。結構もらい泣きしてしまう私、少しウルウルしてしまったが、後で会ったら「大丈夫?」って声を掛けようというような、おせっかい根性がムクムクと。まあ、結局会えなかったけど。
 「もう仕方がないこと」なのである。確かに泣きたい気持ちも理解できるけど、治りが悪かったら数年後にまた手術、それでも治らなかったら、あるいは外見が変だったら、大人になるまで何度か手術を受けなければいけないのだ。それでも、片方が弱視になってしまうかもしれないし、二重にしか見えないかもしれないし、私たち夫婦が好きな球技もままならないこともあるかもしれないけど、本当、それはどうしようもないことなのだ。親としてはやれることはやるだけで、一緒に泣き笑い人生を送るのみ。
 11時に病院を出てから、いつもは通らない道を・・・何とそこは立派な商店街!団子屋さんに、草履屋さん、安いドラッグストア・・・そこを抜けると、「銀座通り」と交差。個人商店がこうやって残っている町、「こういう町に住みたかった!」とワクワクしながらテクテクと。小さな本屋に、その商店街が特集されている『散歩の達人』が陳列されていたので、近辺情報をチェック。「ここぞ」と思う小さなフレンチ風レストランにランチしに行くことに。帆立のムニエルがとっても美味しかった!こんなにゆっくりと外食をしたのは久しぶりじゃないかと、一人で感激してしまった。で、「ここに来たんだから、ついでに北浦和日本語教育専門図書館に行こう」と・・・で、先述の先輩に開館しているかどうかメールで質問・・・お茶することになったのだ。お茶の後、しっかり論文のコピーを。といっても、1,000円札が1枚しかなかったので、優先順位の高いものからコピー。久々に「まともな研究活動」をした感じ(苦笑)。お迎えのため、4時15分には退館。嗚呼、ゆっくり文献収集したいものだなぁ。