「点数が低い」学生

 「点数が低い」学生とは、成績が悪いという意味ではない。保育園入園の際に使われる用語の一つである。保育園に入るために、どの程度保育を必要としているか、という基準がある。学生は一番「低い点数」になるということ。今日は、市役所に出向き、私みたいな社会人学生はどう書いていいか分からない書類に「週2〜3日学生、週2日パート」と書いてきた。これ、何点になるんでしょうねぇ・・・。
 母子家庭・父子家庭は「点数が高く」、常勤職はもちろん仕事を失わせることはできないわけで「点数が高く」、学生は「点数が低い」から0歳時で入らなければ後から入るのは相当厳しいという話を聞いてきた。上のS吾の時は「非常勤講師だから、保育園入園させないことにはシフトにも入れない!」って何度も出向いて訴えたが、なかなか入れず(って、車で行ける所を紹介してくれたけど)、今回はどうなることやら・・・。今回は第一希望しか書かなかった(夫が海外出張が多い→まだ自転車にも乗せられない→徒歩圏内を希望)。市の職員がW保育園の希望者の人数が書いてある書類を見て「大丈夫かも」という雰囲気を感じた。3月初旬に結果が出る。
 それにしても、こういうの、本当にイロイロ言いたくなることばかり。学生で悪いですか?って言っても仕方がないことを言いたくなってくる。って、職員に向かってぶつぶつ・・・息子の時の話やら「非常勤講師っていうのは」云々とついついと、ねぇ。「ワーキングプア」云々とか、ねぇ・・・。何を言っても「点数が低い」学生である。何を言ったとしても、世の中の仕組みが変わらない限り、遠吠えにしかならないし・・・。
 で、私の「パート」(←非常勤講師は「パート」。うん、確かにパートタイマーだわ)。
 市役所に行く前に、デパートでお菓子を買って、前の職場(日本語学校)に行ってきた。買い物しても30分で到着。校長、すぐさま、Nちゃんを抱っこして「孫よ〜」と。休み時間で講師室に戻ってきたY先生、校長からNちゃんを奪い、自分のクラスに連れて行き、「3番目の子どもよ〜」と見せに行ってしまった(周りの先生から「孫でしょう」って突っ込まれていたが)。他にも懐かしい顔ぶれ。同年代の男の先生とは前と同じように冗談の言い合いっこ。で、校長の旦那様である学院長が保育園入園に関して書類を書いてくれた。お願いすれば、正直「常勤」と書いてくれたと思うけど、やはり不正になるし、「学生+パート」として正々堂々書類を提出。って、本当は4月からすぐにクラスを受け持てるかどうかは微妙なのだが。「就学生」受け入れの学校として、入管の許可率が上がらない限り、今以上のクラスを作ることが不可能で、多分クラスが増やせる7月以降はシフトに入れるだろうとのこと。「I先生(=私)は、一番若いから是非仕事してほしいんですよ」と言われたり・・・。前からそれは言われていたんだけど、本当、私の歳で「一番若い」というこの学校、何なんでしょうって、いつも思うけど・・・。
 で、保育料は所得税で決まる。Nちゃんを預けたら、4万4,500円に!この金額を改めて考えると、本当に行き着くか分からないD論のために悩んでいていいのだろうか、と思ったり。理論+データ収集・分析、そして実践。青写真も書けない状態はそう長くは続けられない。いつか踏ん切りをつけないと。