夢−母、赤ちゃんに取られる!の巻

 今日から8ヶ月目(28週)に入った私のニンプ生活。今日も家人より早く目覚める。昨日からちょっと読み始めた齋藤孝本を読み終えてPCに向かった。で、8時半頃からか隣の寝室から夫の声が聞こえる。何やら息子と話しているようだ。いつもだったら、じゃれあうか叱るか(その後じゃれ合う)の声なんだか、ぼそぼそと少し続いていた。で、息子が起き出し、大好きなイルカのぬいぐるみを抱えたまま、PC前にいる私の前に来て、座り込んだ。
  母  「おはよう」
  息子 「おはよう」
  母  「どうしたの?少し目が腫れているようだけど」
  息子 「はれている?」(意味がわからない様子)
  母  「そう、ここのところ、少しふっくらしているよ。泣いたの?」
  息子 「うん」
  母  「夢見たの?」
  息子 「うん」
  母  「さっき見たの?」
  息子 「ううん、きのうの よる」
  母  「そうなの。怖い夢?」
  息子 「ううん、ちがう」
  母  「悲しい夢?」
  息子 「そう」
  母  「お膝に来たら?」
  息子 「ううん・・・」
  母  「どんな夢だったの?」
  息子 「おしえない」
  母  「そう」
 その後、息子は半年振りぐらいに私の膝に乗った。4才ぐらいの時、泣き虫母としてはどうして泣くのかをわかってもらうために(プラス、感情を表す表現を教えたいという気持ちもあって)「どんな時泣くか」というのを母子で話し合ったというか、指何本折れるぐらい泣く原因があるかを言い合うというプチ・ブームがあった。確か、その当時息子には「かなしいとき」というのはなかったはず。その後は去年おじいちゃんが亡くなった時に泣いたことはあっても、それ以外で悲しくて泣くということはなかったように思う。何となくピンと来た。その後、朝食の用意をしている夫のところに行くと「おかあさんには ないしょ」という約束をした夢の話を聞かせてもらった。

森の中でお母さんと赤ちゃんが車か何かに乗って遊んでいて「こうたいして」と頼んだけど、赤ちゃんが(?)交代してくれなかった。
*「森の中」:もしかして今息子が一番大好きな絵本『めっきらもっきら どおんどん (こどものとも傑作集)』の影響か?
*「車」:よくわからないけど、遊園地にあるカートみたいなもので遊んでいたのかな??

 こういうの、「そろそろ来るかも」という予感はあったりして、絵本などで赤ちゃんを迎え入れる上の子(兄姉)の気持ちを描いたものをいくつか探していた(昨日も一ついいものを見つけた)。つわりがまだ残っていた時、夫が「赤ちゃんが産まれたら、S吾じゃなくて赤ちゃんが一番になるんだよ」と“お兄ちゃんになれ”という気持ちで口走ったことがあり(それは後でそういうことは言うものでないと諭したのだが)一度「あかちゃんより Sくんが いちばん!」という時期もあったのはあったが、その後お腹の中の赤ちゃんが優先という話は全くなく、ただ少しずつであるけれどもお兄ちゃんになることは話してはいた。周りからも段々と「S吾くん、お兄ちゃんになるんだねー」と言われるようにはなってきた。また一昨日の夜、一緒にお風呂に入っていて私が息苦しくなったりして「何かあったらどうするか?」を息子とシミュレーションしたり、昨日は昨日で息子と夫に「明日から8ヶ月になるから、もうそろそろ入院の準備もしなくちゃ。早産という可能性もあるわけだし」と話したりはしていた。どんな時も、赤ちゃんの話が出るのを嫌がる素振りはなかったけど、今回の夢の話を聞いて、心の中では「お母さんが取られる」という気持ちがあって、それが表面に出てきたのかもしれないと思った。私は今日の夢を知らないということにもなっているし、相変わらずお腹の赤子は動き回るので、普段どおり「ほら、赤ちゃん、動いているよ」と言っても、嫌がることもなく息子もお腹を触っていたり普段どおりだった。もう6才だし、男の意地(?)ってものもあったりして、直接的に訴えるということをしないだけかもしれない。(読者のみなさま;何かいい絵本があったら紹介してください)