息子のリクエスト本で〆

 今日で今学期の読み聞かせ活動が最後。もしかして今年度最後かも・・・。出産後に復帰できるのかわからないし。今日は明日が七夕ということで、既に5月から決めていた絵本を。

ひ・み・つ (たばたせいいちの絵本)

ひ・み・つ (たばたせいいちの絵本)

 2日前に小さい七夕飾りを購入していて、それも持っていこうかと思ったのだが、やっぱり絵本の内容から何か感じ取ることに集中してもらい、ウンチクなどは必要なしと判断して持参せず。8時15分ギリギリに教室に行ったので、担任は既に職員会議に行っていて、補助教員の先生が「読み聞かせのお母さんが来たわよ」と子ども達に声を掛けるほど待ってくれていたみたい。いや・・・NHKニュースの少子化対策特集を見てしまって(途中でやめたけど)。息子のクラスは今日で4回目なので、私の“慣れ”が“ダレ”になってしまったのでしょう、反省。
 今日読もうとしていた『ひ・み・つ』は七夕のエピソードが含まれている内容。自宅から七夕飾りを持っていかなくても、廊下や教室内にはたくさんの飾りが。絵本の表紙を見せたとき、あまり知っている子がいなかったので「七夕に関係しているよ」と軽く前振りを。エアコンのない教室。ちょっとジメジメした感じで、既にお疲れモードの子どももいたように思える。ただ、内容が地の文と手紙の文があったり、またまた“ひみつを持つ”という子どもにとってはワクワクするものだったりしたからか、食い入るように聞き入っている様子が見られ、選書はOKかな、と思えた。“この本、難しいかな”と読む前に思っていたのは、その長さ。13〜15分掛かるかなと思っていたら、14分で読み終わり(前の子が「あと1分!」と言っていたので)。私もこれまで15分で2、3冊を読んでいたので、1冊で15分掛かるというのは、このクラスの子どもにとっては初めてのことだと思う。他のお母さん方は、余るとなぞなぞやクイズなどもやっている中、ストーリー中心でこの長さ、どんな反応かと心配していたが、『ひ・み・つ』を読んでいた分には心配無用だった。ただ、このクラス、じっとしていられない子が2人いて、その中の一人のお母さんが廊下に来ていたようで、その子がバタバタとしだしたり泣き出したりしていて、途中クラスの半分位の子の視線がそっちにいってしまったこともあった。おじさんのかさ (講談社の創作絵本)「あと1分」と言われて「もう終わりにしようか?でも、まだ先生来ないわね」と言うと「もう1冊」という雰囲気もあったので、梅雨に関係するものとして、佐野洋子さんの『おじさんのかさ (講談社の創作絵本)』をかばんから取り出したら「あー、知ってる!」という声。『ひ・み・つ』より多かったかな。ただ、読み始めたものの、1人の女の子が立ち上がって「読み聞かせをしている時は、他の事しちゃいけないでしょう!」と数人がお絵かきしているのを注意したりしたこともあって、教室内を見渡すと、集中力が欠いている子も結構いたようなので、2ページ読んだ時点で「じゃ、今日は終わりにしましょう。みんな、先生来るまでにやることあるでしょう」と絵本を閉じた。さっちゃんのまほうのて (日本の絵本)ダンプえんちょうやっつけた (絵本・ぼくたちこどもだ)おしいれのぼうけん (絵本・ぼくたちこどもだ)
 今日の絵本『ひ・み・つ』は息子が楽しみにしていたもの。自分が好きな絵本を学校でも読んでもらいたくて、これまで「7月6日は『ひ・み・つ』だよね?」と何度も聞いてきていた。私もこの絵本作家が大好き。『おしいれのぼうけん (絵本・ぼくたちこどもだ)』『ダンプえんちょうやっつけた (絵本・ぼくたちこどもだ)』『さっちゃんのまほうのて (日本の絵本)』などの挿絵でもお馴染みの田畑精一さん。『絵本の作家たち (3) (別冊太陽)』を読むと、他の作品もどんどん読みたくなってくる魅力溢れる作家さん。
絵本の作家たち (3) (別冊太陽)

絵本の作家たち (3) (別冊太陽)